'97 GW 一泊二日四国一周レポート



-1日目-



かなり前の話になってしまいましたが、 97/05/1〜2にかけて四国をソロツーリングしてきましたので、 報告いたします。
どこかにツーリングいきたいなーと思ったのがきっかけで、 中四国のツーリングマップルを購入しました。 どうせだったら一周したいけど、泊まるとこないだろうし、 「最悪、駅ででも泊まればいいか」と寝袋だけ、ホームセンターで 購入しました。
テントも買いたかったのですが、買い出しに出たのが前日の休日出勤の帰りだったので、一人用テントはどこにも売っておらず、寝袋だけでなんとかなるだろうと、コースも決めず、無計画旅行は始まったのでした...準備を終わったのが、当日朝1時...仮眠を取り、3時起床で、4:40京都を出発したのでした。
途中、枚方の関西宇佐美で給油し、そのまま1号を大阪方面へ、
あっ!気が付いたら、阪神にのってしまってる...
環状から、湾岸線に入る、オービスが多い、車でもバイクでも使えるレーダーが反応している。
今回はレーダーと共に眠気覚ましに、ラジオを装着。無線用につけたヘッドセットにポータブルラジオを接続している。
5:30くらいに武庫川でおり、どこのフェリー乗ろうか迷ったが、須磨まで行き、淡路フェリーの6:20発に乗る。
朝早い事もあり、少しも待つ事なく乗り込めた。船内も空いていた。靄がかかっていたが、天気は良く、何も食べていない事など忘れてしまうほど気分は良かった。
7:10淡路島東浦に到着。そのまま国道28号(四国街道)で津名まで行き、津名から本四連絡道路にのる。
交通量は少なく、快適に走行。しかし、いつまでたっても終わらない。 淡路島の広さを実感してしまう。「次ぎ来るときは、ゆっくりまわろう」と心に決め、淡路の誘惑を断ち切り、徳島を目指す。

鳴門大橋を越え、鳴門市から、徳島市へ、国道55を南下、小松島市、阿南市、日和佐町、牟岐町、海部町で給油、東洋町と通り抜け、第一の目標の室戸岬に到着したのが、10:40
ここまでは交通量も少なく、快適に走っていたら、気が付いたら室戸だったという感じでした。
道沿いにはお遍路さんが多く、「今度一周するときは88ヶ所巡りしようかな」と思ったりしました。



室戸市観光協会土産品売場でカメラの電池を買い、おじちゃん、おばちゃんと話をしながら、観光マップをもらう。
「さっき見た真っ白の坊さんの巨大な像は、弘法大師の若いころの像か〜。」
そういえば、弘法大師の名前を良く目にする。修行地だったらしい。土産売場の近くには中岡慎太郎の銅像もあったが、写真のみ取り、燈台に向かう。
室戸岬スカイラインの急斜面を上り、燈台に行く。GSXのナンバーを見て、驚いたおじさんが声をこけてくる。
今日の朝出たと聞いて、再び驚く。



駐車場から徒歩5分、最御崎寺(東寺)から、燈台により、そこから、バイクで、風力発電所のところにある展望台に行く。
春先は靄が出て、水平線は見えない。土産売場のおばちゃんの話では、夏も、秋も、冬もだめだそうである。
12時過ぎ、再び55号線に戻り、高知を目指す。


12:30道の駅「キラメッセ室戸」で朝食兼昼食(実は夕食も兼ねてしまった...)の鯨の刺し身定食を食す。
\1,800とちょっと高いが、なかなかおいしい。これだけでも来たかいがあった!!と思ったのでした。


土佐湾沿いは比較的、交通量が多く、この先が不安になり、1日目の目標を四万十川上流の西土佐村にある無料キャンプ場に決め、何とか一人用テントを購入しようと、高知市内のホームセンターを、探す。

15:30 2件めのホームセンターで、やっと見つけ、\14,900で購入。「やはり、値段だけあって、むちゃくちゃ軽いなー」と思ったが、、、、
箱のままでは、バイクに積めないので、荷物を全部おろし、箱から出して、唖然...
中にはペグと袋しか入っていない。店にどなりこみ、文句を言うと、「中身は、展示してあって、在庫は無い」とのこと。しょうがないので、展示品を大急ぎでたたんでもらう事にした。
しっかり、\1,500は値切ったが、大急ぎと言うわりに時間がかかり、結局荷造りが終わって、店を出たのが17:00これでは、桂浜は無理そうだが、取りあえず、桂浜を目指し、国道32号から、県道34号を通り、土佐湾に出たところで、西に行き桂浜へ。しかし、桂浜は見ただけで、そのまま折り返し、第2の目標「高知名物アイスクリン」による。\200だったが、味は、昔ながらのアイスクリームのような味である。全国発送もおこなっているし、味も色々あったので、どなたか高知に行った際にはぜひお土産に送ってください。

土佐湾沿いを東に行くと、ツーリングマップルに「短くて通行料金高い」と書いてある仁淀川河口大橋を通り、「2車線、土佐のライダーお気に入りのワインディング」と書かれている宇佐大橋から横浪公園線(県道47号)を通る。
噂通りのワインディングで、交通量も少なく、道も奇麗(ちょっと路面が荒れているが、太平洋側の道は、ほとんどこんな感じでした)先ほどの悪夢から機嫌がすっかり治ってしまった。
県道23号に戻り、中村街道(国道56号)へ窪川町、佐賀町、大方町を経由し、中村市に入る。
中村市で給油するが、もう周りは真っ暗である。


予定からはかなり遅れ、首も痛いし、心理的にも不安になってくる。
国道441号を四万十川沿いに北上するが、街灯もほとんどなく、道沿いには何も無い。
道も悪いところもあり、左側は真っ暗な川である。距離感も無く、自分がどの辺りを走っているか分からない。
「こんな何の人気も、明かりも無いところで一晩すごすのか...」と、ますます不安になってくる。
宇和島まで、あと何キロの標識が見え、いっそのことと思い、スピードを上げる。


20:30 何とか目的地には着いたのだが、近くの民宿の明かりしかない。
キャンプ場は駐車場下の河川敷だが、明かりが無い。しょうがないので、民宿の前でテントを組み、そのままキャンプ場までもって降りる。
ちょっと離れたところに、江川崎の駅があり、かろうじてビールの自販機があり、500を2本買う。
おつまみが無いが、店は全部閉まっている。自動販売機でカレーヌードルを買い、湯を少な目にし、ビニール袋に入れ、バイクにのる。
かなり、気をつけていたが、着いたころには、汁が無かった...結局テントの中が、カレー臭くなってしまうので、外で食べ、寝袋に入りながら、ビールを飲む。
カレーヌードルも美味かったが、やはり一日の疲れを取るにはビールである。明かりはマグライトしかなく、ラジオも入らない。
22:00 ビールを2本飲んだだけで、睡魔が来し、する事も無いので、睡眠に入る。


1日目の走行距離 563km 旅の準備、計画はきちんとしましょう。


'97 GW 一泊二日四国一周レポート(2日目)
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