'97 GW 一泊二日四国一周レポート



-2日目-




6:00目覚ましもないが、ぴったりに目が覚める。目の前に広がる四万十川は、穏やかに流れており、とても静かである。
テントをたたみ、荷造りをし、7:05出発。441号を南下、昨日の道を再び走る。
昨夜はあれだけ不安しかなかった道が、右手に、四万十川を眺めるワインディングで、明るいとこんなに奇麗な、気持ちの良い道だったのだなと爽快感で胸がいっぱいである。
体は少し痛いが、気分はとても良い。ぐっすり眠ったので、だいぶ疲れも取れたようだ。


途中、岩間の沈下橋を渡る。
欄干のない、細い橋だが、私はきっと川の下を走るものと想像し、県道381号を10kmくらい走ってしまった。(実際には、四万十川の増水時、水中に沈んでしまうだけらしい。)
四万十川沿いでは、遊覧船、釣り、カヌーなど楽しそうである。今度はゆっくり来て、温泉、釣り、四万十川にしか住んでいないアカメなんて楽しんでみたいものである。
 中村市に着き、食いもん屋を探すが、喫茶店しかやっていない。しょうがないので、モーニングを食べ、足摺岬を目指す。
 国道321号(足摺サニーロード)に入り、川堤の上を走る。中村市は土佐の小京都と言われ、京都ゆかりの地名や行事があるらしく、大文字焼きが行われる大文字山も、この国道沿いにあった。
サニーロードは、朝早いこともあり、交通量は少なく、道も奇麗なので、ついスピードを出しすぎてしまう。
 土佐清水市に入り、海沿いの県道27号ではなく、旭から、厚生町を通り、足摺スカイライン(県道348号線)を通る。
道の表面は荒いが、アップダウンもあり、楽しめるワィンディングである。

9:20足摺岬到着。金剛福寺の前にバイクを置き、展望台へ行く。
展望台周辺には、日本の国際人第一号と言われるジョン万次郎こと中浜万次郎の像がある。
知る人ぞ知る「マカロニほうれんそう」では良く聞いた名前である。
展望台を登ると、まさに絶景で、断崖に立つ白い灯台が印象的であった。



室戸岬とは違い、土産品屋が何件も並ぶ。
鰹の生節に目が行き、試食を食べたが結構いける。ビールでもあれば最高である。

 名物「あしづり丼」というものもあり、悩んだ結果、「あしづり丼」と単品でたたきを食べることにした。
この時間に食事をしているのは、やはり、バイク乗りらしき人ばかりである。窓際からは海が見渡せ、景色が良い。
名物「足摺丼」とは、ご飯の上に、特性たれに漬けられた鰹の生節と、のりとねぎがかけてあるもので、結構おいしいかったです。
さすがに鰹ばかりだと、少し食傷ぎみになったのですが、たたきも「あしづり丼」も全部たいらげ、土産品に、生節と鮪の角煮、四万十の"あおさのり"を買い、10:30足摺を出発。

帰りは、海沿いの県道27号を走り、再びサニーロードに入り、宇和島を目指す。
 11:10雨がぱらついてきたので、竜串の「海のギャラリー」近くの出光で給油し、土産品屋で、カッパ、グラブカバー、ブーツカバーをつける。
タンクバックカバーをせずに、土産品を見ていたり、トイレに行ったりしていたので、買ったばかりのツーリングマップルは少しごわごわになってしまった(;_;)


 その後、道の駅大月により、宿毛市で国道56号にのり、愛媛県に入る。
一本松町、城辺町、御荘町を走る。城辺町から西海町をまわりたかったが、天気も悪いので、次回にとっておく。 (2日目は、足摺岬がメインで、後は主要道を走っただけだが、西海町、由良半島、佐田岬半島など、次回の楽しみができたので良しとしよう。)
 雨は上がったが、かっぱを乾かすために、そのまま着替えないで走る。内海村、津島町から宇和島市に入る。
さすがに車が多く、天気は悪いが、水温は、かなり上がる。
 何とか、エンジンも止まらず、宇和島を抜け、吉田町、宇和町、大洲市、内子町、中山町から伊予市に入る。
ここから松山自動車道に入るが、その前に、荷物が落ちないか、ホームセンター前で確認する。
途中で、少し荷崩れをおこしたため、きつく締め直したら、ナンバープレートにつけているフックが壊れ、ネットもゴムが切れたため、応急処置をして走っていた。
ホームセンターで新しいネットを買おうかと思ったが、なんとか落ちないようにできたので、そのまま5:00松山自動車道に乗る。


 松山自動車道は、防音壁がほとんど無く、街のそばを走っているので、街中を走るより、街が見渡せて、なかなか気持ちよい。車の流れも速く、ついていくと、ミラーが風圧で内側に向いてしまい、役に立たない。
走りながらミラーを直すことを繰り返し、高松自動車道も使い、伊予から、高松まで、1時間ちょっとで着いた。


 6:15高松西から中央公園前を通り、国道11号を行く。
7:00街外れのさぬきうどん屋で\600の天ぷらうどんを食べ、7:30鳴門に向かい11号を走る。
途中、FZRについて走っていたのだが、そのFZRがすり抜けをしようとすると、車が幅寄せをしてきた。
逆から抜こうとすると、今度は逆側に幅寄せをしてきて、意地でも通そうとしない。私も頭に来て、フェイントをかけたり、空ぶかししたりしていたが、FZRが、左から抜こうとして、フェイントをかけ、右に出たところ、停止していた、その車は衝突しかけるほど、右側に幅寄せしたが、FZRは危機一髪のところで逃げ切った。
その車は窓を開け、聞こえるわけ無いのだが、大声でFZRに文句を言っていた。
「危ない人かな...」と思い、すり抜けは諦めた...


 鳴門に着き、本州四国連絡道路に入るが、風が強い...風速10msと表示されている。
おまけに、もう真っ暗である。鳴門大橋を走るが、むちゃくちゃ恐い。つなぎ目のところで飛ばされるのでは...と制限速度+αまでスピードを落し、GSXにしがみつきながら走る。


 9:30やっと津名に着き、帰りは西宮フェリーで帰る。運賃も、所要時間も、淡路フェリーの倍である。
フェリーの中では2時間たっぷり睡眠をとった。  11:40西宮に到着。高速を使わず、枚方で給油し、八幡に着いたのは、0時過ぎだった。


その後...フェリーの中で睡眠をとったおかげで、疲れが大分取れたようで、家に帰ってから、一人で酒を飲んでいるところへ、朝方島根の友人が遊びに来たので、昼前まで、飲み、そのまま八幡のスクラップ街へ部品取りに繰り出し、夕方からは樟葉で飲み、朝までカラオケをするといった大学時代のようなむちゃをしていました...久しぶりに、たっぷりとバイクに乗れたので、かなりストレス解消になったみたいです。
 テントも買ったし、これからは、走れる所まで行って、テントで泊まって、次の日帰ってくるといったツーリングが増えるかもしれません。


2日目の走行距離                   652km
 2日間のトータル走行距離         1,215km
 2日間のトータル消費燃料          63.0l 
              燃費               19.29km/l	

阪神高速 \600 淡路フェリー(自動二輪) \950 (大人一人) \540 本州四国連絡道路(津名一宮→鳴門) \2,310 仁淀川河口大橋有料道路 \360 宇佐大橋有料道路 \150 高速道路(伊予→高松西) \3,050 本州四国連絡道路(鳴門北→津名一宮) \2,200 甲子園フェリー(自動二輪) \1,890 (大人一人) \930 ------------------------------------------------ 小計 \12,980 ガソリン(消費税込み) 出光海南給油所(\112/l * 11.9l) \1,400 出光中村給油所(\115/l * 12.2l) \1,473 出光竜串給油所(\117/l * 11.0l) \1,287 出光伊予給油所(\105/l * 9.5l) \1,048 出光北灘給油所(\107/l * 11.6l) \1,241 出光枚方給油所(\ 92/l * 6.1l) \589 ------------------------------------------------
小計 \7,038 その他(食事、土産、テント等) \26,000くらい 合計 約\46,000
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